ままらに茶屋

シャイな私たちの英語倶楽部 - introvertsのための英語学習法

シャイな私たちは聞き上手。

 

今日は具体的にintrovertな私たちを解剖して見てみましょう。といっても、世の中に100% introvertな人間や100% extrovertな人間が存在するのかどうかは疑問です。その割合が少しずつ違うというだけで、人はみなintrovertな部分とextrovertな部分を合わせ持っているように思えるからです。ですからここでintrovertとかextrovertとか呼ぶ時はそれぞれの傾向が特に強い人という風に解釈してくださいね。

Extrovertsとintroverts、それぞれのコミュニケーションスタイル

Extroverts *1の多くは、自分が話すのに忙しくて、人の話にじっくりと耳を傾けることが苦手です。私の知っているextrovertsは、社交的なので初対面の人とでもごく自然に会話を始めますが、相手に色々と質問する割には、返ってくる答えにはあまり興味がないようです。
一方introvertsは人の話を聞くのが得意。口を開くのも、相手の話を終わりまで聞いてからです。自分がどう思われるかを非常に気にするので、発する言葉を吟味してから口に出します。自分の頭の中でたくさんのことが起こっているので、そこからちょうど良い言葉を探すのに少し時間が必要で、親しくない人との言葉のキャッチボールは苦手です。言いたいことがあるのに、なかなかそれが口からぽんっと飛び出てこないのは、頭の中で未消化なものは出せないから。しっかりした意見や、独特の世界観を持っているにもかかわらず、それを言葉にすることに対してひどく用心深くなってしまうので、周りの人とそれがうまくシェアできません。
Extrovertsはいつも話しているので、頭と口が直結しているかように、口から次々に言葉が飛び出してきます。ところがintrovertsは頭の中の豊かな語彙やアイデアをまず「話す」というアクションに繋げなくてはならないのです。

Introvertsと完璧主義

Introvertsの中には完璧主義の人が少なくありません。Extrovertsにも完璧主義の人はいますが、違いは、良い結果を出すためには彼らが人に助けを求めることに躊躇しないということ。芸術家に例えると、映画監督にそういう人が多いのではないでしょうか。映画のエンドロールを見ると、どれだけ大勢の人が一本の映画のために動いているかがわかります。
それに対してintrovertsは一人でアトリエにこもり、時間がかかっても納得いくまで描き続ける画家でしょうか。時には描いた絵を遠くから眺め、自分の思い通りに進んでいないことがわかると潰してしまう。そんなことを繰り返しながら、彼は作品が見せられる状態になって初めて、アトリエの鍵を開けるのです。こう言うと孤高の画家のようで、なんだかカッコよく聞こえますが、実際は、ありのままの自分をさらけ出すことが苦手なのです。

 

いよいよ次回からはintrovertsな私たちにも抵抗なく、ストレスフリーでできる勉強法を少しずつ紹介していきます。

*1:extrovertは形容詞であり名詞。この場合は「外向的な人」という意味の名詞に複数形のsがついたもの