ままらに茶屋

シャイな私たちの英語倶楽部 - introvertsのための英語学習法

シャイな私たちの英語倶楽部

こんにちは。今日はままらに茶屋でゆるゆる活動する英語倶楽部のお話をしたいと思います。

 

〈シャイな私たちの英語倶楽部〉

入会条件
シャイであること。オープンにシャイな方も密かにシャイな方もいつもシャイな方も時々シャイな方もいつでもウェルカム。会員証も登録も必要ありません。

倶楽部の活動内容

自分らしい学び方で、自分にぴったりな場所で、自分らしく生きるために、英語力とコミュニケーションスキルを身につける。

活動場所・時間
倶楽部はままらにがホストするままらに茶屋で自然発生的に活動します。


つまりどなたでもお気軽に、気が向いたらままらに茶屋へふらっとお立ち寄りいただいて、気ままにゆるゆると活動するという倶楽部です。でも倶楽部とわざわざしたのは、このままらに茶屋へ来れば気の合う仲間や、同じ悩みを持った人、どこか自分に似た人に会える、そんな場所を作りたかったからです。

Introvertとextrovert、あなたはどちらの傾向が強い?

英語ではよく"introvert"と"extrovert"という二つの単語が、人を大雑把にタイプ分けするのに使われます。前者は内向的だとか、内省的、内気などと訳され、後者は反対に外向的と訳されます。パーティに呼ばれると、前者は"a wall flower"(壁の花)、後者は"the life and soul of the party"(パーティの主役、盛り上げ役)になりがち。

私は昔よく、「君はシャイだね」と言われました(ママになってからふてぶてしくなったので最近は言われない)。でも自分はそんなにシャイだとは思っておらず、むしろこのintrovertタイプかなと思っていました。というのも確かに私は人見知りをするし、パーティも苦手だけど、日常生活では積極的に行動できることも結構あるからです。Introvertな人間は自分の内側に入って考えるのが好き、人といることも好きだけど一人でいる時間はとても大事。逆にextrovertはとにかく人といるのが好き。いつも気持ちが外側に向いていて、常に自分が発信地や交差点になって活動するタイプ。それぞれ自分に合った生き方があるというだけで、どちらが良いとか悪いとかいうことではありませんよね。でも案外introvertであることを否定的に思っている人が多いように感じます。そして困ったことにintrovertなご本人が一番そう思っているようなのです。実はそこが語学をやろうと思ったときに一番のネックになっているのではないかと思います。自分がそうだったので。

人格を変えなくても語学はできる。シャイにはシャイの学び方がある。

私はイギリスで学生時代を過ごしました。そしてその準備にと日々英語の勉強に励みましたが、当時日本で手に入った教材はアメリカ英語のものばかり。「日常会話、起きてから寝るまで」的なものも購入して頑張りましたが、「ヘ〜イ、ワッツアップ?」のような表現は正直言って、自分が使っているのをどうしても想像できないのでした。残念ながら、ヒースロー空港に着き、パスポートを見せ、いざ質問に答えようと口を開けたところが何も出てこず、近くにいた航空会社の日本人スタッフをすぐに呼ばれてしまいました。情けなくてこれからどうなるのよ〜と落ち込みましたよ。でも今考えたらそれは仕方がないことだったのです。違うモードで英語を勉強してしまっていたのだから。いきなりイギリス紳士の鼻につんとくるような発音で話しかけられたら、戸惑うのは当たり前です。それに、私の参考にしていた英語の教材のほとんどが、前述のextrovert向けに作られていたことも関係していたと思うのです。自分が言っているのを想像できないような台詞を無理矢理覚えようとしても、身につくはずがありません。その当時の留学関係の書籍ではたいてい、extrovertであることが成功の鍵のように謳われていましたから、私は留学したら人格を変えなければ上手くいかないと信じ込んでいて、どんなにストレスを感じていても、それは自分が選んだ道なのだから仕方がない。頑張ろうと思っていました。でもね、しばらく暮らしてみて分かりました。世界のどこへ行ってもシャイな人間はいるんですよ。その証拠に"introvert"とか"shy"とか"coy"とか"bashful"とか、それを表現する単語が多数存在するではありませんか!そしてそういう人たちも英語を喋っているはずですよね。つまり、人格変えなくても言語習得はできるということです。大事なのは、自分らしいやり方を見つけて、自分らしさを自然に表現できるようなそんな言葉を見つけていくことだと思います。そもそも、そうしていかないとすぐに嫌になって続かないからです。

今日一歩進めたら喜ぼう。明日もまた一歩、踏み出せるように。

では具体的にどうしたら良いのでしょうか。それは人によって違ってくると思いますが、私がここで考えていきたいのは、どうしたらできるだけストレスを感じずに、あまりお金もかけずに、楽しみながら、さらに達成感を得ながら、実際に使える英語を習得できるかということです。

英語を勉強するのには、人それぞれの理由があると思います。私のように英語という言語そのものに興味をそそられて、という人、英国ロックが好き、シャーロックなどのテレビシリーズが好きで、外国のドラマや映画を字幕なしで観たい、という人。海外旅行に行った時にしっかり自分の意思を伝えて、より楽しく、自由に行動したい、世界1周したい、海外でボランティア活動したい、という人。海外で勉強したり、働いたりして、自分の可能性を広げたいという人。日本国内でも、仕事で英語をよく使う、日本在住の外国人をサポートしたい、外国人の友人ができた、恋人ができた、という人。そして、どうしても勉強しなくてはならなくなってしまったという人。例えば、急に英語圏に駐在員として、またはその家族として引っ越すことになった、など。理由が挙げていったらきりがないと思いますが、この倶楽部では「何週間で英語がペラペラになった!」ということは目標にしません。この倶楽部では、自分のペースで、少しずつでも前に一歩を踏み出し、それを喜び、またそれを次につなげていく、ということをやっていきます。赤ちゃんがやっと歩き始めたときに、転んだからって「ダメだなあ、もう…辞めよっ!」なんて言いませんよね。ママやパパはちょっと進めたことを手を叩いて喜びますよね。それを自分たちに対してやっていくのです。それにはまず、シャイであること(いつもシャイでも時々シャイでも)を肯定してあげることが重要です。自分の一部として愛してあげることです。そして、そんな自分が喜ぶやり方を見つけていきましょう。

では。